保因者

carrier
ほいんしゃ

常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)やX連鎖潜性遺伝(劣性遺伝)の文脈において,片側アレルに標準配列と異なる病的バリアントを有するが,もう片方のアレルには病的バリアントがない状態。症状がない場合もあれば,軽微な症状を有する場合もある。転座などの染色体変化を有する場合にも使われる。なお,日本遺伝カウンセリング学会用語委員会では,常染色体顕性遺伝(優性遺伝)の文脈では「保有者」とすることを提案している。

出典トンプソン&トンプソン 遺伝医学・ゲノム医学 第3版 用語解説ELSEVIER/メディカル・サイエンス・インターナショナル 特定の変異アレルをもつヘテロ接合体の個体。常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)形質のヘテロ接合体、またはX連鎖潜性遺伝形質のヘテロ接合体女性に用いられる。また、転座のような染色体変化をもつ個体についても使われる。顕性遺伝(優性遺伝)形質に関しては、保因者ではなく、「heterozygous for...(…に関してヘテロ接合である)」のほうが明確な用語である。(日本において、顕性遺伝(優性遺伝)形式の文脈では、「病的バリアント」保有者)という用語も用いられている)

更新:2025年11月11日

トンプソン